看護師の給与アップには勤務体制などによって大きく異なります。たとえば、夜勤が比較的少ない環境で働いていると当然夜勤手当はつきません。しかし、昼間の時間帯での勤務を減らし、夜勤の時間帯での勤務時間を増やすことで、手軽に給与アップができます。また、夜勤を増やす以外にも管理職などに昇進することで基本給を上げる方法もあります。しかし、管理職になるには、決まった勤務年数や上司などからの評価も必要になります。給料アップを考える看護師のなかには専門性の高い資格を取得し上司の評価を得たり、自身のスキルを上げるためにさまざまな努力をして昇進を狙う人も少なくないでしょう。
基本的に、看護師関連の資格を取得することで勤務先の医療機関へ貢献でき、昇進や給与アップになるケースも多いです。なかでも、専門看護師や認定看護師などの資格は給与アップには有効といえるでしょう。つまり、上位資格を取得することで重要な人材としてその活躍を認めてもらえる機会も増え、その結果、給与アップや管理職などへの昇進へと繋がるのです。ただし、これらの資格を取得するには看護師としての実務経験が5年以上必要であるため、すぐに給与アップを望むことはできません。したがって、簡単に取れる看護師関連の資格を取得しながら実務経験を積み、看護師としての知識や技術を高めつつ専門看護師や認定看護師などの資格を取得することが、もっとも給料アップに効率のいい方法といえるでしょう。